タトゥーがあるとMRI検査が受けれない?除去について詳しくご紹介

2020.06.30 更新
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「タトゥーがあるとMRI検査が受けられないって本当?」と不安を抱えている人はいませんか?今回の記事ではタトゥーがあるとMRI検査が受けられないという噂の真相や、検査が不安な人に向けた対処方法をご紹介していきます。

また、タトゥーによるリスクや制限を回避したい人に向けて、おすすめのクリニックも同時にご紹介していきますので参考にしてみてください。

タトゥーがあるとMRI検査が受けれないのか

「タトゥーがあるとMRI検査が受けられない」という噂は本当なのでしょうか?噂の真相についてご説明していきます。

MRI検査とは

「MRI検査」という言葉を耳にする機会がありますが、そもそもどのような検査なのでしょうか?MRI検査とは「核磁気共鳴画像法」という正式名を持つ検査のことです。

体内に存在する水分に電磁波をあてることで、情報を画像に反映していきます。

MRI検査は臓器や血液などの検査を行うときに用いられる方法です。

一方で、CTスキャンとはX線透過の差異によって画像を反映する検査のことを指し、水分が少ない部分に用いられることがあります。

「絶対に受けられない」という訳ではない

タトゥーがあるとMRI検査は受けられないのでしょうか?結論から述べると、「絶対に受けられない訳ではない」というのが噂の真相です。

タトゥーがあることによって考えられるリスクと、検査を受けることでどのようなメリットがあるかという両者を比較した上で、MRI検査を受けられる可否を決めます。

そのため「タトゥーがあるから」という理由で、絶対にMRI検査が受けられないという可能性は低くなるのです。

状況によって判断は異なる

先述した通り、「タトゥーがあるからMRI検査を受けられない」と一概には言えません。

それは肌の状況や疾患、経済的状況によってもMRI検査を受けられるかどうかは変わってくるためです。

そのため個々人の置かれている状況で判断が異なります。

タトゥーがある場合も医師としっかりと相談をしてから受けるかどうかを判断していくケースが一般的です。

タトゥーがあると検査が受けれない噂の真相

タトゥーがあると「検査を絶対受けられない」という訳ではありませんが、どうしてこのような噂がはびこっているのでしょうか?理由をご説明します。

顔料に含まれる酸化鉄

「タトゥーがあるとMRI検査を受けるのが危険」という噂の根源は、タトゥー顔料に含まれている「酸化鉄」です。

MRI検査を受けるときの高周波が酸化鉄に反応して、熱を帯びる可能性があります。

つまりタトゥー部分が火傷してしまう可能性があるということです。

しかし、酸化鉄を含んだ顔料を使用している彫り師が少なくなってきたり、低磁波装置で火傷の可能性を低くできたり、タトゥーによって火傷してしまう可能性は低下しています。

そのためMRI検査によってタトゥー部分が火傷してしまうケースは少ないです。

熱傷事故は起きている

タトゥー顔料に含まれている酸化鉄が火傷の原因と先述しましたが、火傷事故が起きるケースは少ないです。

しかし、実際に熱傷事故は起きているのもまた事実で、タトゥーがある人は注意が必要になります。

アメリカで1997年にはタトゥー部分が火傷をしたという事例が報告されており、さらに2000年に報告されているのは、ループ模様のタトゥーを入れていた患者に火傷が生じてしまったという事故です。

タトゥーので検査が不安な人の対処方法

タトゥーがある人で検査が不安な人はどのように対処すればいいのでしょうか?

医療機関へ相談する

MRI検査を受ける前に医療機関にタトゥーについて相談することは必須です。

タトゥーがある場合は絶対に医師へ相談するようにしてください。

医師からどのようなリスクがあるか説明を受けることができます。

また不安や悩みを相談することで冷静に状況を判断することができ、相談は欠かせません。

低磁波の機械の用意がある場合は、安全を考慮してそちらを使用することができます。

彫り師に確認する

MRI検査を受ける前に、タトゥーを彫った場所に、タトゥーの顔料に何が含まれているか確認するようにしましょう。

医師は患者のタトゥーの顔料に酸化鉄が使用されているか判断することができません。

もしタトゥーの顔料に金属成分が含まれている場合は申告するようにしてください。

これからタトゥーを入れようと考えている人は、タトゥーを入れる際はどのような成分が含まれているかまで事前に確認してリスクを考慮することが大切です。

タトゥーによるリスクや制限を回避したい場合

タトゥーはMRI検査だけでない様々な制限が伴います。

どのように制限を回避すればいいのでしょうか?

タトゥーによる制限とは

タトゥーがあるとMRI検査を受けられない可能性があると述べてきましたが、他にどのようなタトゥーによる制限があるのでしょうか?例えば国内の温泉施設や公共のプールではタトゥーがあると入場を制限されることがあります。

他にはタトゥーに対してネガティブなイメージを持たれてしまうという例が挙げられ、就職活動や結婚などにも影響があるようです。

海外ではタトゥーはより一般的なものですが、日本国内ではまだ受け入れられていないのが現在の風潮です。

クリニックで除去する

タトゥーを入れてしまったことに後悔している人は、クリニックでタトゥーを除去することができるのをご存知ですか?レーザーや手術などでタトゥーの除去を行うことができます。

「タトゥーを入れなければよかった」と後悔している人は、気持ちを入れ替えるためにもクリニックで相談するようにしましょう。

池袋サンシャイン美容外科でタトゥー除去

池袋サンシャイン美容外科はタトゥーを除去したい人に向けて、タトゥー除去の施術を行なっているクリニックです。

池袋サンシャイン美容外科では刺青除去手術を採用しており、患者の希望に寄り添いながら施術を行なっていきます。

土日でも治療を受けることができて、さらに手術の傷跡へのアフターケアも手厚いのがおすすめポイントです。

手術時間は30分から1時間程度と長くありません。

不安や悩みを解消できるようにカウンセリングを行なっていますので、タトゥーを除去したい人は、まずカウンセリングを受けてみましょう。

まとめ

今回の記事では「タトゥーがあるとMRI検査が受けられないって本当?」とタトゥーについて詳しく知りたい方に向けて、噂の真相をご紹介しました。

タトゥーがあると絶対にMRI検査を受けられないという訳ではありませんが、状態によってはリスクが伴う可能性があります。

タトゥーがある人は彫り師や医療機関に検査の前に相談するようにしましょう。

またタトゥーによる制限やリスクを回避したい人はクリニックで除去するのも一つので手段です。

お悩みを抱えている人はクリニックで一度カウンセリングを受けてみてください。

監修者情報

医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科

院長 鈴木 栄樹

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設