いぼ除去の治療は保険適用できる?いぼの種類もご紹介

2019.11.30 更新
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皮膚の表面で出来る小さく固い出来物をいぼと呼びますが、実はいぼというのは総称であり、多くの種類があります。

いぼが出来るには多くの原因があり、種類によって適切な処置を行うことが大切です。

いぼの種類について

ウイルス感染のいぼ

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)(ウイルス性いぼ)

ヒトパピローマウイルスと呼ばれるウイルス感染によって出来るいぼです。

出来る場所は、指先、膝の裏、膝で、形状は2〜10mmぐらいの白い色をしています。

病変部位は固く白く盛り上がっており、放置しておくと最初に出来たいぼを中心に病変箇所が増えていきます。

拡がりが他のいぼに比べて早いため、見つけ次第早めの処置が鍵になるいぼです。

青年性扁平疣贅

ヒト乳頭腫ウイルスが原因で出来るいぼです。いぼの色は褐色で、10歳以下の子供ができやすいでしょう。

皮膚で平状の形状をしており、一度に多くの皮膚の部位に症状が出やすいいぼです。

掻くことで患部が拡がってしまうため、ストレスにもなります。

水いぼ

伝染性軟属腫ウイルスの感染によって出来るいぼで、大きさは1mm〜3mm程の大きさの肌色のいぼです。

3歳〜10歳ぐらいの子供にできやすく、小中学生までの子供までの患者がメインのいぼになります。

体質により発生するいぼ

首いぼ

首に出来る小さないぼで、ポツポツとしたニキビのような色をしているいぼです。

このいぼは体質でできやすさが異なり、年齡と共に大きくなります。皮膚の薄い部位にできやすいのが特徴です。

脂漏性角化症

中年以降にできやすい、肌色から褐色、黒色まで幅広い色をしたいぼです。いぼの大きさは様々で5mm未満から5〜10cmと非常に幅広いです。

表面は平らですが、黒色をしているため他の異型母斑や黒色腫と間違えられる良性のいぼです。

良性腫瘍

良性腫瘍は皮膚の一部分正常な細胞分裂が活発になり、隆起したものです。

この場合は、人体に影響が無いため経過観察での対応になることが多いですが、顔や美観的に問題がある大きさの場合はいぼとして除去の治療を行います。

最新レーザーによるいぼ治療について

いぼ治療でおすすめなのは、当院で使用している最新レーザー治療です。

治療対象になるいぼの大きさは5mm〜1cm程の比較的小さな大きさのいぼになります。

大きさ以外の要因でやいぼのできている場所や種類によって最新レーザー治療が可能になる場合がありますので気軽に相談いただければ幸いです。

最新レーザー治療のメリットは以下3点があります。

  • 一度の治療で除去可能
  • 5分の短時間で終わる施術
  • 保険診療対応

レーザーを患部に照射させ、いぼの部分を除去する最新レーザー治療は、取り除きたいいぼが一度の治療で完全に、加えて5分の短時間で取り除くことができます。

また、病気の部分を取り除くことを目的としている治療のため、医療保険が適応されている治療法です。出血は少なく、レーザーを使用して患部を焼いているため化膿のリスクも減らすことができます。

治療中の痛みは、局所麻酔を行いレーザーで患部を切除するため、痛みを発生しません。また、手術後実際に患部の状態を確認してから帰宅となります。

治療後、当日の入浴、化粧と言った事も支障なく、患部を必要以上に触れることをしなければ、何も問題なく生活することができます。

除去した箇所は、表皮がない状態になるため、細菌が入らないように軟膏を塗り、肌色のテープを貼るケアを行なっています。

メスを使用して肌の部位を大きく切除する皮膚の切除術よりも患部の治りが早く、体の負担もかからない治療法です。

いぼが無い自然な肌の状態になるまで、丁寧な施術と回復までの経過診察も行います。完治までしっかりサポートしていきますので、治療に関する不安や手術の疑問、患部の手入れや日常生活を送る際の疑問も気兼ねなくご相談や問い合わせしてください。

いぼ除去の保険適用について

いぼを除去する保険適応の治療は、液体窒素による治療法と電気メスによる治療法、そして当医院で採用している患部を切除する切除法、最新レーザー治療があり、これらの治療法が保険適応内です。

液体窒素による治療法

液体窒素によるいぼの治療法は、少し前までいぼ除去治療のメインとなっていた治療法です。

液体窒素を使用して患部を凍結させることで、いぼの部分を痛み無しで取り除きます。

この方法は痛みもなく、いぼのみを綺麗に取り除くことが出来治療後のケアも必要ありません。

そのため、十年ほど前には、多く行われていました。

しかし、取り除いた患部下の皮膚が、色素沈着の様に一ヶ月ほど色が目立つという症状が出てしまうことが大きなデメリットです。そのため、当院では採用しておりません。

電気メスによる治療法

電気メスによる治療法は、皮膚に電流を流すことでメスを使用した周辺の止血と同時にいぼを取り除く方法です。一見するとレーザーと似ていますが、全く異なります。

この方法の欠点は、皮膚に電流を流すため、皮膚がケロイド状になると言った手術痕が残りやすい特徴があることです。

このため、いぼの治療に使用するには、多くの人が選択しない方法です。

レーザーによる治療法

当院で採用している最新レーザー治療は、先程紹介したレーザー治療の様に皮膚に電流を流すことなく、いぼを焼き切ります。切った患部の後がケロイド状になることはありません。

患部を切り落とすことと同時に止血も行うため、切除した患部の治りも早いのが特徴になります。

患部の切除によるいぼの切除術の場合も、いぼという病気の箇所を切除して病気を治療することになります。

このため、美容外科の手術治療の中でもいぼの切除は医療診療の負担で受けることができます。

池袋サンシャイン美容外科のいぼ除去治療

当院は多くの治療実績がある美容外科です。多くのお客様のいぼ除去の施術を行ってきました。

一人ひとりの悩みに対して、適切な治療法の提案や手術経過、治療日程のプランを提案したします。

ご自分でいぼの種類がわからない方も多いかと思います。当院のいぼ治療の場合は、問診、実際の患部の診察、痒みや痛みと言った諸症状から、いぼの種類を突き止め、その種類のいぼにあった治療を行っていきますので、ご安心ください。

小さな1mm〜1cm未満のいぼで膿が入っていないものは、最新レーザー治療、膿が入っているいぼが大きな場合は切除術が原則です。しかし、症状は人によって異なるため、適切な治療を行うには、事前のカウンセリングを行なってからの治療を原則としています。

不安な方もまずは一度カウンセリングいたしますので、お気軽にご連絡ください。

監修者情報

医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科

院長 鈴木 栄樹

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設